妊娠中の人なら一度は切迫早産を心配した事があると思います
いつ起こるか分からない切迫早産だから事前にどのくらい入院費用がかかるのか把握するのはとても大事なことです。
万が一入院になって、費用が高額すぎて入院中にもやもや心配していたらママにもお腹の赤ちゃんにも悪いので1ヶ月にどれぐらいかかるのか、また少しでも入院費用を安く抑えることができる高額医療や加入している保険を利用して、使えるものは徹底的に使いましょう!
私は切迫早産で入院からの帝王切開を2回経験しています。
そんな経験から入院費用に何がかかったかをご紹介します。
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切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?①食事代

切迫早産に関わらず入院では食事代が必ずかかりますね。
食事代は保険適用外になるので入院日数分の金額がそのまま請求される事になります。
2019年4月から1食あたりの食事代が引き上げられ460円になりました。
病院食は栄養満点とはいえ1食460円はなかなか高いですよね!
入院日数が長くなれば食事代もばかになりません。
私は76回の食事で34,960円かかっていました。
1日3食(1380円)×入院日数分
切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?②ベット差額代

個室での入院を選択すると差額代が発生します。
こちらも保険適用外なのでまるっと請求されます。
大部屋以外は差額代がかかると思っていいでしょうね。
入院で何が一番高額かってベット差額分ではないでしょうか。
大きい総合病院ですと個室料金も比較的安い所もあるでしょうが、個人病院になると部屋にシャワーやトイレが完備してあるし、広くて家族も泊まれる所があったりと設備が整っていて綺麗な所が多いので個室料金が高額になりがちな所が多い気がしますね。
個室にするとやはりメリットが沢山あるのでできれば個室を選びたくなる気持ちが分かります。
私もそうでした。
私は帝王切開退院するまで入院していたので27日間の入院で最初の1週間と出産後の6日間を個室にしていました。
金額にして140,000万でした!
理由は入院中、子供を部屋に入れてゆっくり会いたかったからです。
今はどこの産院も個室でしか小さい子は入れないでしょうね。
切迫早産で寝たきり生活をしているので、上の子がいるとやはり部屋で会えるのはありがたい事です。
点滴をしているからといえ歩行は切迫早産にはよくないですし、長い間面会しているとそのうち点滴をつないでいる機械の充電がなくなり「ピーピー」音がしてきます。
お別れのサインですね!
それに、部屋にトイレがあると歩く範囲が少なくて済みますし、シャワーも自分のペースで入る事が出来ます。
普通はシャワーは順番で時間が決められるのでその時に面会で子供がくるとなると子供に会えないとかになる可能性も。
お金の面から途中大部屋に移動しましたが、大部屋はやっぱりなかなか寝付けないですねー!
周りの妊婦さんも同じ事を考えているでしょうけど、まわりの人も寝返りでベットのきしむ音や点滴の交換で音がなったり、本当に眠れないんです!
私も入院生活最後の方は疲れすぎて普段かかないいびきをかいて自分のいびきで起きる程でした(笑)
同室だった方にはとても申し訳ない気持ちです。
そんな事もあって入院するならできれば個室がいいと誰もが思いますが、長く入院になると退院時にびっくりするぐらい高額請求がくる事になるので、できれば大人しく大部屋での入院をオススメします。
ちなみに私が出産した病院は総合病院でしたが個室料金は高額でしたね。
個室はすべてトイレ付で安くて8,000円~。
トイレ・シャワー付きになると10,000円~12,000円はしていました。
周りの妊婦さんからも「個室高い!」という声が聞こえてきたので、皆さんなくなく個室を諦めているようでした。
その変わり出産後は子供や旦那さんとゆっくりしたいという思いから、高くても個室を希望していましたね。
個人病院だともっと高い?
出産する病院に事前に聞いておいても損はないかもですよ!
トイレ・シャワー付きで1泊10,000円以上はする
切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?③点滴代

入院すると24時間点滴生活になります。
ですが、この点滴は36週6日までは保険が適用されます。
37週0日から点滴には保険が適用されないので自費になります。
これは37週になると正期産に入るため早産にならないからという事みたいです。
ですので、もし切迫早産になって入院になっても、自然分娩の人は36週6日には退院できますので基本的に自費になることはないでしょう。
ですが、帝王切開の人は36週になっても退院できず出産まで入院になると思います。
理由は子宮頸管が短くて入院しているので退院して陣痛がきたら大変だからです。
帝王切開は赤ちゃんがもちこたえられないと判断されない限り37週か38週まで入院させられると思います。
そしてそのまま帝王切開になりますね。
そうなると長くて1週間は実費で点滴をしなくてはなりません。
1本が10,000円だとしても1週間で70,000円ですから高額過ぎです。
できれば保険適用の36週のうちには退院したいですね!
37週からの点滴は自費
切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?高額医療を申請しよう!
一般市民の強い味方、「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)。
高額な医療費で家計の負担が重くならないように、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(1日から末日まで)で上限額を超えた場合には、その超えた額を健康保険で支給しますよ!というありがたい制度です。
上限額は、年齢や所得に応じて定められていますが、負担を軽くしてくれるなら使わない手はないのですよ!
ですから、入院が決まったらすぐ「限度額適用認定証」を申請してください!
後から申請する事もできますが、一時的にでも高額な金額を支払うのは負担が大きすぎます。
入院が決まったと同時に申請しておけば入院中に「限度額適用認定証」が送られてくるので、そちらを病院の窓口に提出すると1ヶ月の支払いが自己負担限度額までとなります。
申請場所はご自分が加入している健康保険です。
お電話で問い合わせたらきちんと対応してくれると思います。
ホームページに「限度額適用認定証」の記載例や用紙があり、ダウンロードして利用できるので、事前に自分の加入している健康保険のホームページをチェックしておくと安心ですね。
ちなみに私が加入している健康保険は協会けんぽです。
こちらの申請書ダウンロードで検索すると「限度額適用認定証」申請がプリントできます。↓↓
▼「限度額適用認定証」で利用できる「自己負担限度額」は以下の通りです▼
区分ア (標準報酬月額83万円以上の方) (報酬月額81万円以上の方) | 252,600円+(総医療費※1-842,000円)×1% |
---|---|
区分イ (標準報酬月額53万~79万円の方) (報酬月額51万5千円以上~81万円未満の方) | 167,400円 +(総医療費-558,000円)× 1% |
区分ウ (標準報酬月額28万~50万円の方) (報酬月額27万円以上~51万5千円未満の方) | 80,100円 +(総医療費-267,000円)× 1% |
区分エ (標準報酬月額26万円以下の方) (報酬月額27万円未満の方) | 57,600円 |
区分オ(低所得者) (被保険者が市区町村民税の非課税者等) | 35,400円 |
※2019年7月調べ
一般的な所得の会社員の方なら”区分ウ”ではないでしょうか。
そして、注意してほしいのは「限度額適用認定証」は1ヶ月に1度しか使えないので、月をまたぐと上限を超えても負担金は同じだけかかってしまいます。
なので上記、”区分ウ”なら80,100円 +(総医療費-267,000円)× 1%の「自己負担限度額」を払う事になります。
また、上記でお話した、入院中の食事代やベットの差額は保険適用外になるので自己負担金+食事代やベットの差額という事になりますね
我が家はぎりぎりありがたい事に1日入院で27日退院でしたので1ヶ月分の負担ですみました。
私は帝王切開術ということで保険適用になります。
なので、帝王切開の費用も含んでいますが合計が1,136,680円と、とてもじゃないけど払えない高額でしたが、「高額療養費制度」を利用したおかげで88,797円の自己負担ですみました。
その他にも保険外の入院中の食事代やベットの差額は払いましたが。
できれば1日から月末までの間に退院したいと思いますがこればっかりは…ですよね。
- いざというとき頼りになる「高額療養費制度」を利用しよう
- 「限度額適用認定証」は加入している健康保険会社に申請依頼する
- 入院中の食事やベット差額分は適用外(病衣も)
- 「限度額適用認定証」は1ヶ月に1度しか使えない
- 「限度額適用認定証」の利用期間は1日~月末まで
切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?医療保険も忘れずに申請!
切迫早産で入院になったら個人で加入している医療保険会社にも連絡するのを忘れないようにしてくださいね。
切迫早産は妊娠中のトラブルとして医学的な処置が必要になります。
つまり、病気として扱われるので入院や手術は給付の対象になるんですよ。
契約内容にもよりますが、一般的には入院特約がついているはずですので、申請すれば入院給付金がもらえます。
これは長期で入院になりがちな切迫早産では嬉しい収入ですよね。
ご自分の加入している保険会社に確認して、1日あたりにどれぐらいの入院給付金がおりるのか、また、何日目からおりるのかを確認してみて下さい。
私も医療保険に加入していたおかげでとっても助かりました。
5日目からしかでない契約内容だったので4日分は損しましたが、それでも27日間も入院したのでかなり家計の足しになりましたよ。
できれば1日目からもらえると嬉しいですね。
そして1日目から10,000円の入院給付があると場合によっては臨時ボーナスで支払ったお金よりプラスになるかもしれないですよ!
入院給付金は1日目から5,000円以上給付される保険が望ましい
切迫早産とは?

妊娠22週0日から36週6日までの期間を切迫早産といいます。
この期間に生まれてしまうと、赤ちゃんも小さく、未熟な状態で生まれてきてしまうのでなるべく正期産(せいきさん)と呼ばれる妊娠37週から41週に出産する事が望ましいのです。
一般的には切迫早産で入院していても37週になると赤ちゃんの体重や機能はほぼ完成していると言われているので出産しても大丈夫と言われています。
逆にあまり遅いとそれはそれで問題がでてくるのでこの正期産内に出産されると安心ですね。
切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?高額医療や保険でお金がプラスに?まとめ
いかがでしたか?
切迫早産はママにも赤ちゃんも危険な状態です。
入院と診断されそのまま長期入院になる事は多いです。
1ヶ月や2ヶ月以上入院になる場合もあるのでお金の不安で精神的に思いつめるのは体に良くないので、制度をうまく利用して今のうちに入院のお金の事を考えておいた方がいいでしょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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