切迫早産になりやすい人は子宮頚管が短くなりやすい人なのですが切迫早産になったからといって早産になるわけではありません。
私は2度切迫早産で入院していますがみんな早産ではなく正期産で産んでいます。
でも、切迫早産になりやすい人はいますし、早産になるリスクも高めです。
今回は切迫早産になりやすい人ってどんな人?
早産になる確率は?
切迫早産になる原因や兆候も調べてみました。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
切迫早産になりやすい人の子宮頸管はどうなってるの?
子宮頸管(しきゅうけいかん)は、下の図のように赤ちゃんが入っている子宮から腔につながる筒状の部分のことで、赤ちゃんはこの子宮頸管が開くことで生まれてくるのです。
正常な人の場合には子宮頸管は閉じたままなのですが、切迫早産の人は子宮頸管が短く、開きかけている人も少なくないので管理入院が必要になります。
必要な平均の長さは?
子宮頸管の長さには個人差がありますが、一般的な長さで『約35mm~40mm』は必要です。
ですが、お腹が大きくなってくると子宮頸管は短くなってくるのが一般的なのでより長ければ長い方が安心といえるでしょう。
何mmで切迫早産と診断されるかは、病院によっても差があるとは思いますが「25mm未満となると早産のリスクが高まる」と言われています。
なので25mm以下になると入院となるケースが多いです。
私の経験上、安定期にはいると子宮頸管を測らない病院が多いので積極的に主治医に質問していいと思っています。
自分から言わないとたんたんと作業をこなすだけの先生もいるので(かかりつけ妊婦が多い場合は特に)自分では張りを感じない体質だったり、張るという感覚が変わらないなど、気づいたときにはもうかなり短い状態だったという事をさける為に、心配なら子宮頸管を測ってもらってください。
では早速、本題の切迫早産になりやすい人とはどんな人なのかまとめてみました。
切迫早産になりやすい人とはどんな人?
切迫早産になりやすい人の原因は何?
子宮頸管が短くなる原因の一つは、細菌感染による炎症です。
妊娠中は免疫力が低下しやすく細菌が侵入しやすくなっています。
子宮頸管に細菌が侵入することで子宮頸管に炎症が起き、そのせいで子宮の張りや子宮収縮を引き起こしていたというわけなんです。
切迫早産になる人の原因ははっきりわかっていない人が多いのですが、多くは細菌感染だったのですね。
免疫力の低下は毎日の生活も関係してきますよね。
風邪をひきやすかったり、疲れやすくなったりとか…。
また、ストレスだったり不規則な生活をしているとさらに免疫力が落ちてしまうこともになりかねませんね。
不規則な生活をしている人
先ほどもお話した通りに切迫早産は細菌感染が原因です。
仕事などでのストレスや長時間労働、重労働、生活習慣などで免疫力が落ちている人が切迫早産になりやすい人といえるでしょう。
過去に切迫早産で入院した経験がある人
1度切迫早産で入院するとだいたい2度目も入院する確率が高いと言われています。
こんな事をいうと不安にさせてしまいますが、切迫早産で入院経験のある人は高い確率で次の妊娠も入院しています。
私もそうですし、知り合いにも何人かいるのできっとかなり高い確率です。
体質的に炎症を引き起こしやすいのだと思います。
しかも、切迫早産になった時期が早いほど(妊娠34週未満)高くなると言われているんです!
前回の妊娠が早産であった場合、次の妊娠でも早産となる割合は、
第1子が妊娠35週〜37週未満の早産であれば5%、妊娠34週以下の場合には16%、
第1子、第2子共に34週未満の早産であった場合は41%という報告があります。
また、繰り返す早産の70%は前回よりも2週間早いという報告もあるぐらいなので、細心の注意を払って生活することをおすすめします。
産後の入院でさえも早く帰りたくてしんどいのに、長期入院となると精神的に病んできますよ。
私が入院したのはまだ34週と比較的週数がたってからの入院だったのでなんとか…なんとか、耐えられましたが、もっと長く入院している人は大変そうでした。
子宮頸管の手術、円錐切除を行った方
子宮頸部の手術を行ったことのある人は子宮頚管がもともと短い人です。
円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)をおこなった方は子宮頚管が短いのと同時に切迫流産・早産や前期破水のリスクが高くなると言われていますので、妊娠が発覚したら子宮頸管を縛る手術を検討する人が多いですね。
なお、早産率は円錐切除術を施行した人で17.2%という報告もあります。
円錐切除術の方法や切除範囲によっても差はありますが、1.9〜4倍の範囲で手術をしていない人より早産のリスクがあると言われています。
双子などの多胎妊娠
いくら子宮は伸びるといっても、お腹の中に一人以上の赤ちゃんが入っているのはリスクが高いですよね。
切迫早産になりやすい人だととくに気をつけられた方がいいですね。
子宮筋腫や子宮腺筋腫がある
子宮筋腫や子宮腺筋腫がある人は子宮頸管が炎症しやすくなっています。
ですから細菌が侵入しやすく、また出血もしやすいのでリスクが高くなります。
では、子宮頸管が短いと言われたらどうすればよいのでしょうか?
切迫早産になりやすい人の対策はどうすればいい?
子宮頸管が短くなると切迫早産で入院になるケースが多いのですが、これ以上子宮頸管を短くなせないように対策が必要になります。
子宮頸管を短くさせない対策として
- 安静
- 子宮口を縛る手術を行う
- 骨盤をしめる
- 膣洗浄
- 入院
など対策はいくつかあります。
安静には自宅安静と入院安静がありますが、25mm以下にならなければ入院にはならずに自宅安静となるでしょう。
その際は、家事はできるだけ控えて食事、洗面、トイレ以外は横になって休みます。
しかしもともと子宮頸管が短く早産につながるリスクが高い人は子宮口を縛る「子宮頸管縫縮術(しきゅうけいかんほうしゅくじゅつ)」を行う方もいます。
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子宮頸管は子宮が収縮すると短くなります。
私のときもですが、子宮収縮すると強いお腹の張りがあります。
私の経験からお腹が張っているときの子宮頸管は短くなっていることが多いです。
通常はそのような痛みがあるとき横になることで張りはおさまるのですが、横になっても痛みが続く、もしくは痛みが増すような場合はすぐに病院へ連絡するなどして対処してください。
また、「子宮頸管が短い」「子宮口が開いている」だけではあまりお腹の張りを感じない人も多いそうです。
私が子宮頸管が短いと診断されていたときはお腹の張りは頻繁にありましたが、「キュー」っと固くなるだけで強い張りではありませんでしたし、妊婦健診でのノンストレステスト(NST)では問題なしと言われていました。
そんな事もあるのでお腹がはっていないから大丈夫というわけではなさそうです。
お腹が張っていなくても子宮頸管は短くなる
あまりにも強い張りだとそのまま出血してしまうこともありますが、軽い張りだから様子をみようと思わずに気になるならすぐに病院へ連絡して安心した方がストレスにならずに済みますよ。
切迫早産になりやす人で入院になった場合は?
切迫早産で入院したら点滴は24時間、それが妊娠36週6日まで続くんです。
そう、正期産になるまで…。
私は予定帝王切開なので帝王切開の当日まで点滴生活でしたが、自然分娩なら36週5日で点滴をはずし1日様子をみる病院が多く、問題なければ退院となるケースが多いと思います。
点滴生活をしてきて子宮頸管が少し回復したとしても、点滴中に含まれるウテメリンの量を少なくするとやっぱりお腹が張るという人が多くて点滴のおかげで回復したから退院できたという人は私の周りでは1人もいませんね。
なので、正期産まで退院出来ないと思っていた方がいいかもしれないです。
万が一退院となったらラッキーですしね!!
そうして、入院生活でまずこの点滴がどこに行くもの一緒で邪魔なんですよね。
空いていれば個室に入る事も可能かと思いますが、基本的には大部屋になるでしょう。
妊娠中はトイレが近いので夜中にトイレに行こうものなら、点滴スタンドが”ガラガラ”音を立てますし、入院は精神的にもきつく、夜もなかなか眠れずストレスがたまります。
点滴も24時間なので、血管は詰まりやすくなり都度場所を変えての針の差直しで腕中ボロボロのアザだらけになります。
同室の方なんて、もう入る血管がなくて最終的には、「ピック」と呼ばれる、腕から心臓の近くまでカテーテルを入れ、心臓近くで薬を出す方法をとっていました。
カテーテルいれるなんて痛くて絶対に嫌!
と聞いてるだけで思いましたが、これが通常の点滴より断然楽だそうで、早くやればよかったと後悔していましたね。
また、お風呂は病院によって違いがあり、毎日シャワーが許される所もあれば、1週間に3回や2回の所だったりいろいろです。
もう限界で生まれちゃうというぐらい切羽詰まってる人だと、トイレも許されなかったりするみたいなので、絶対安静って本当につらいですね。
入院中はひたすら寝ているだけなので、たしかに身体はゆっくりできるけれど、家の事、自分の事、そして上の子がいるならそのことが気になっておちおち入院なんてできません。
余談ですが、正期産まで点滴をして点滴を外したとたんに陣痛がきてしまった人、正期産になって退院したけどなかなか陣痛が来なかった人と陣痛にはやっぱり個人差がありますね。
そしてこの入院生活で実は一番気になるのはお金の問題ではないでしょうか?
出産費用は保険がきかないということを聞いたことがあると思いますが妊娠中のトラブルでの入院は別物なんです。
まして切迫早産はきちんとした治療が必要です。
なので安心してください!
ちゃんと保険聞きますよ。
切迫早産になりやす人が入院した時の医療費は?
妊娠・出産は病気ではないので保険が効きませんよね?
なので切迫早産になって入院になると入院費が高額になると思って、絶対に入院できないと思ってるママもいると思いますが、大丈夫です!
妊娠中のトラブルで治療が必要と判断された場合には保険が適用されるのです。
入院中の食費や差額ベッド代は健康保険適用対象外のため、全額自己負担となりますが、
民間で加入している保険会社からも入院費を申請すれば保険が下りるケースもあるのご自分の加入している契約内容を確認してみるといいです。
▼こちらにも記事にも詳しく書いていますので参考までに▼
⇒切迫早産で入院費用は1ヶ月いくら?高額医療や保険でお金がプラスに?
ちなみに帝王切開も保険がききますし、加入している民間の保険会社からも内容によってはお金が下りますよ!
切迫早産になりやすい人は早産になる?原因と体質や自覚症状も知りたい!まとめ
いかがでしたか?
子宮頸管は細菌に感染しやすい体質的な要因が大きいようなので細菌に感染しないように日ごろの生活でストレスをためない夜更かしをしないなど生活習慣を見直してみるのも必要かもしれませんね。
切迫早産になりやすい人は早産になる?原因と体質や自覚症状も知りたい!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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